2009年3月17日、法制晩報によると、ベルリンで行われた国際観光フェスティバルで公表された「世界観光旅行トレンドレポート」の予測では、09年の世界の観光業界の市場規模は1〜2％縮小するが、中国人の海外旅行は引続き増加が見込まれ、同国観光業界は成長を続けるとしている。

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レポートは、同フェスティバル主催者側の観光業者約60社が、ヨーロッパ30か国を対象に調査し、まとめた。それによると、「最も好ましい状況になったとしても、09年は世界の観光業界が停滞し、成長のない1年になる。金融危機が去ったとしても、2010年の業績回復は難しい」と厳しい見方をしている。特に米国と欧州各国については金融危機などの影響で、09年の海外旅行者数が減少するのはほぼ確定的としている。

しかし、レポート作成に携わった関係者は「アジア・太平洋地域と南米諸国は09年末には最悪期を脱するだろう」と語り、その理由として「同地区への旅行者の多くはインドや中国など新興国の人々で、これらの国々の観光に対するニーズは常に増加している。中国の観光業界は09年も引続き成長するだろう」と楽観的な見方を示した。

また、レポートでは「09年は若者によるアジア地区内の近距離旅行が人気を集めるだろう」と予測し、「若者にとって旅行はいまや必要不可欠な生活の一部になっており、たとえ車の購入をあきらめたとしても旅行を取りやめることはないだろう」と理由を説明している。（翻訳・編集/HA）