2009年3月18日、昨年末に発覚した不倫騒動で離婚間近と伝えられていた台湾の人気タレント・伊能静(いのう・しずか)とハーレム・ユー（[广/臾]澄慶）夫妻が、9年間の結婚生活に終止符を打つと伝えられた。香港メディアの報道を国内大手ポータル・新浪(SINA)エンタテイメント版が伝えた。

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伊能静の父親代わりを務める男性・夏玉順(シア・ユーシュン)さんが、伊能から直接伝え聞いたとする17日の証言で明らかになった。夫で歌手のハーレム・ユーが一両日中にも離婚を発表すると見られている。また、息子の親権はハーレム側に渡る模様。しかし現在のところ、ハーレム側は離婚声明の予定はないとしている。

離婚騒動の発端は昨年11月、伊能と俳優のビクター・ホアン（黄維徳）が北京の繁華街を手をつないで歩く姿がキャッチされた「手つなぎ不倫」騒動。“良妻賢母”のママタレとして活躍していた伊能にとっては決定的なスキャンダルだった。伊能は2000年、14年の交際を経て人気アーティストのハーレム・ユーと結婚。長男も授かっていたが、近年、2人の間には不仲説が絶えなかった。飲料や化粧品など数々のCMに出演している伊能はこの騒動禍、CM契約を打ち切られたり、「企業イメージを損なった」と賠償を求められるなど、タレント生命にも大きな打撃となった。

伊能の所属事務所の関係者は、「伊能は依然として(不倫相手の)ビクターに添い遂げる意思がある」と語ったという。また、伊能は数日前に自身のブログで「今後は1人で生きていく」と綴り、離婚を匂わせている。不倫のためにすべてを投げうち、家庭や子供、財産、そして人気まで失った伊能に対し、ビクターは騒動をきっかけにかえって知名度が上昇、仕事が引きも切らない状態で、伊能との恋愛のために仕事を犠牲にする気持ちはないようだと記事は伝えている。(翻訳・編集/愛玉)