巨額のニセ札押収!小額紙幣にカード取引…巧妙化する手口―福建省福州市

Record China    2009年3月20日(金) 11時28分

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19日、福建省福州市公安局の発表によると、同局は今年に入り省内最大の偽造紙幣を押収した。総額約1440万円相当のニセ札は極めて精巧なつくりで、すでに一部が市中に出回っている模様。

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2009年3月19日、福建省福州市公安局の発表によると、同局は今年に入り省内最高額の偽造紙幣を押収した。10元札から100元札まで合わせて103万元(約1440万円)相当のニセ札は、極めて精巧なつくりだという。東南快報の報道。

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このほど偽造紙幣所持で拘束された容疑者は7人で、当局は今年1月から摘発に向けて彼らの動向を探っていた。7人は02年から6回にわたり、広東省汕尾市で偽造紙幣を入手していた。取引金額は100元札(約1400円)1枚で1.5元(約20円)だという。仕入れた偽造紙幣は中間にいくつもの「問屋」をはさむ形で市中へ流通していき、最終的には風俗店や賭博場に流れていく。このほど摘発された紙幣に関しては、すでに少量が市場に出回っている模様。

ニセ札を製造しているのは多くが農民か無職の人間だという。以前は直接現金で取引していたため現場を抑えやすかったが、近年は携帯電話やクレジットカードを使用するなど取引のプロセスが地下に潜っているため、摘発が困難になってきている。また「現物」を取引する際にも、札束の最上面と最下面だけは本物の紙幣を使うなど、手口が巧妙化している。さらに、流通する偽造紙幣は低額のものが増加傾向。高額紙幣に対しては、すでに市民の間にも十分な警戒意識が高まっているからだ。

このほど押収された紙幣は一見しても偽物とわからない精巧なつくり。拘束されたメンバーの所持品の中からは、ビニール袋に詰めた大量の針が発見されたが、これこそが偽造紙幣をよりリアルに見せるための大切な道具だという。束ねた針で紙幣の表面をこすって凹凸を出し、本物にきわめて近い質感を出している。(翻訳・編集/愛玉)

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