米国名門高校が受け入れ枠拡大、留学ブームの低年齢化に懸念も―中国

Record China    2009年3月23日(月) 5時40分

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21日、上海で米国の私立高校教育展が開催され、これまで外国人には敷居が高いと見られていた私立名門校も参加、中国の中学生が熱い視線を注いでいる。写真は09年2月に北京で開催された国際教育展。

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2009年3月21日、上海米国の私立高校教育展が開催され、これまで敷居が高いと見られていた米国の名門校に、中国の中学生が熱い視線を注いでいる。新華網の報道。

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今回の教育展を主催した「台湾資深留学」の張恒瑞(ジャン・ヘンルイ)顧問によると、米国私立高校の多くは留学生の受け入れが厳しく制限されており、教育の質が高いが、敷居も高いことで有名だった。ところが金融危機により、高い学費を払えなくなった米国人家庭が増加、そのため留学生枠が広がり、中国の中学生にとってもチャンスが広がったと言う。

実際、会場は大々的な宣伝をせずとも多くの学生や保護者で埋まった。専業主婦の肖(シャオ)さんは中2の息子を連れて訪れ、「早くに外の世界に触れさせて、より高レベルな人生設計を描いてほしい」と話す。このブームは08年より始まり、これまでに同様の教育展を2回開催しているが、すでに40人以上の中学生が国外有名校の入学を実現させている。今回は海外有名校も担当者を派遣し、各ブースで熱心にアピールしていた。

しかし日増しに熱を増す留学ブームの「低年齢化」に専門家は警鐘を鳴らす。張氏は学生や保護者に、自身の適応能力や経済能力を客観視した上で検討して欲しいと語る。また、不必要なトラブルを避けるためにも、専門機関を通して留学申請や各種手続きを行ってほしいと述べた。(翻訳・編集/中原)

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