中国企業が続々と日本進出、流出古美術品の買い戻しに走る―中国メディア

Record China    2009年3月23日(月) 19時17分

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23日、中国のコレクターが日本に流出した明・清朝時代の古美術品を買い戻す動きが活発化。今や中国企業同士による「争奪戦」とまで言われるほど、その人気は高まっている。写真は07年12月、海外在住の中国人が買い戻して中国に寄付した「仏舎利五重宝塔」。

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2009年3月23日、中国のコレクターが日本に流出した明・清朝時代の古美術品を買い戻す動きが活発化している。それらの多くは1900年代初めに清朝の貴族が日本の美術商に売り渡したもの。今や買い戻しを図る中国企業による「争奪戦」とまで言われるほど、その人気は高まっている。中国新聞社が伝えた。

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昨年12月、中国の国有企業、保利集団傘下の北京保利国際オークション有限公司が日本から買い戻した作品40点を集めた競売を行ったところ、最も高いもので1187万元(約1億6000万円)の値がついた。それらは全て清朝末期に宮廷から流出した明・清時代の陶器の名品。成約率は100%を達成した。

同社は昨年、東京に事務所を開設し、日本での買い戻しを本格化させている。同事務所の風間治子代表によると、日本では近年、亡くなったコレクターの家族がコレクションを手放すケースが増えている。同代表は「日本では美術品の良さを分かる人が年々減っている」と話した。

また、中国の別の大手オークション会社、中国嘉徳国際オークション有限公司も07年に日本進出を果たした。同社が今年2月、東京で「中国美術品コンサルティング会」を開催したところ、予想を上回る150件もの問い合わせが殺到したという。(翻訳・編集/NN)

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