「台湾は中国の省」、「国家侮辱」発言で在カナダの広報部長を罷免―台湾

Record China    2009年3月26日(木) 7時54分

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23日、台湾の在カナダ・トロント弁事処の広報部長が「台湾を侮辱する発言」を理由に免職された。写真は台湾の金門島から8kmしか離れていない福建省厦門市に建てられた中国統一を呼びかける看板。

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2009年3月23日、中国紙・環球時報は、台湾の在カナダ・トロント弁事処(領事館)の郭冠英(グオ・グワンイン)広報部長が、「台湾を侮辱する発言」をしたとして免職されたと報じた。同氏は数年にわたり、ネット上で「台湾は国家ではない」などと発言していたという。

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郭氏は「範蘭欽」(ファン・ランチン)というハンドルネームを使い、少なくとも06年ごろからネット上で「台湾は中国の1つの省に過ぎない」「自分は高級な外省人」などと「台湾を侮辱する」発言を繰り返していたとされる。「外省人」とは戦後国民党と共に台湾に移住した中国本土出身者で、本土への帰属意識が強い。

郭氏は当初、「範蘭欽は自分ではない」と否定していたが、その後「言論の自由の範囲だ」と主張。また、馬英九(マー・インジウ)総統は20日、「公務員が自国を侮辱するような発言は不当だ」などと非難し、郭氏の免職についても「正しい処理だ」と述べている。(翻訳・編集/NN)

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