なぜ日本はスマートフォン分野で落ちぶれたのか―中国メディア

Record China    2018年1月3日(水) 6時10分

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1日、新浪に、なぜ日本はスマートフォン分野で落ちぶれたのかについて分析する記事が掲載された。

2018年1月1日、新浪に、なぜ日本はスマートフォンの分野で落ちぶれたのかについて分析する記事が掲載された。

記事は、日本の携帯電話は折り畳み式の時代が「非常にすごかった」と指摘。中国では携帯電話の研究開発が始まったばかりのころに、日本ではNEC、シャープ、ソニーなどのメーカーが、デザイン性に優れ品質が高い製品をリリースし、中国でようやくショートメッセージがはやり始めたころ、日本人は携帯電話で地下鉄の時刻表を見ていたと伝えた。

しかし、スマートフォンの時代となった現在では、中国市場で日本メーカーの影を見ることはほとんどなくなり、中国メーカーが台頭した。ではなぜ日本は落ちぶれてしまったのか。

記事によれば、一つの理由として「戦略の誤り」があるという。3G時代に日本は、独自規格を出すことで海外メーカーが日本市場へ侵入してくることを防ごうとしたが、「日本の携帯電話も海外に進出できなくなった」と指摘。市場の大きさから日本は世界に「屈服するしかなかった」と論じた。

また、インターネット時代には「アプリケーション」によって市場を引っ張っていく必要があるが、この面で日本は失敗したと記事は指摘。グーグルフェイスブック、新浪、騰訊などは、ソフトやアプリケーションで成功した良い例だとした。

さらに、「核心技術を重視しなかったこと」も大きな問題だと分析。携帯電話の核心的な部品であるチップセットは、米国や台湾、中国メーカーが独占しており、ディスプレイで強かったシャープは台湾メーカーに買収され、メモリーでは韓国メーカーに敗れ、今ではソニーのカメラぐらいしか残っていないとした。

このため結論として記事は、日本メーカーは古い体制故にイノベーションが抑圧されたこと、そして国と業界に先を見通す指導者がいなかったことが主な敗因だと結んだ。(翻訳・編集/山中)

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