慈善活動の中国人富豪、実は脱獄囚だった!20年後に自首―四川省彭州市

Record China    2009年3月26日(木) 13時29分

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25日、四川省彭州市で20年前に脱獄した男性が自首していたことが分かった。この男性、脱獄後の20年間で富をなし、慈善家としても有名だった。写真は四川大地震時の同市。

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2009年3月25日、人民日報(電子版)によると、20年前に脱獄した男性が自首していたことが分かった。この男性、脱獄後の20年間で富をなし、慈善家としても有名だった。裁判所はこのほど、男性に8年の実刑判決を下した。

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現在53歳のこの男性は1987年に従兄と四川省彭州市で空き巣に入り、逮捕後に8年の実刑判決を言い渡された。しかし、服役中に「離婚したい」と妻からの手紙が届くと、5歳の娘のことを思い、1988年11月、いてもたってもいられず脱獄した。

脱獄後、男性は妻のもとへ。妻は商売の元手になるようにと100元(約1400円)を手渡した。男性はこのお金をもとに屋台の経営から靴下や下着の卸売りなど様々な仕事を行った。そして貯金を続けて自分の店を持ち、2000年には10店舗を経営、資産100万元を超えるほどにまでなった。四川大地震時には多額の寄付を行うなど、慈善家としても知られていた。

当時5歳だった娘も今は大学の新聞学科に入学、父に関する「情と法」という文章を書き、雑誌上で発表した。しかし、男性は会社が大きくなればなるほど「いつ警察に見つかるか」とびくびくする生活だった。会社の登記には自分の名は使わず、妻の名を使ってきた。普段は偽名を使い、自分の名も捨てた。我慢はついに限界に達し、店舗を一軒一軒売却し、2月に自首した。脱獄による刑期3年半と脱獄当時残った刑期5年8か月12日を合わせると9年を超す刑期になるが、裁判所は情状酌量の上、8年の実刑判決を下した。(翻訳・編集/小坂)

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