Record China 2018年1月2日(火) 20時30分
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1日、観察者網は、誤って米国の空港のイラストを印刷した台湾の新しいパスポートについて、廃棄するとしていた方針を政府が改め、当該ページの上にシールを貼って隠す方法を検討していることが明らかになったと伝えた。
2018年1月1日、観察者網は、誤って米国の空港のイラストを印刷した台湾の新しいパスポートについて、廃棄するとしていた方針を政府が改め、当該ページの上にシールを貼って隠す方法を検討していることが明らかになったと伝えた。
記事は、現在製作中の新しい台湾のパスポートで、桃園空港のイラストではなく米ワシントン・ダレス空港が印刷されていたことが発覚したと紹介。12月30日に台湾当局が誤りを認め、55万冊を廃棄して新たに印刷し直し、2018年2月初めに改めて発行する予定であると伝えた。
そのうえで「しかしその翌日、当局は話を変えた。台湾メディアによれば、31日夜に外交部領事事務局が『55万冊は廃棄せず、偽造防止のシールを当該ページに貼り付ける。これにより2億2000台湾ドルが節約できる』との緊急発表を行った」としている。
同局の蔡幼文(ツァイ・ヨウウェン)副局長は「偽造防止の紙は本来署名ページになる。多くの国の署名ページにシールを用いており、これにより各国の入国審査で引っかかる心配はないだろう」とコメントしたという。一方、国民党の王恵美(ワン・フイメイ)立法委員は、「以前騒がれた『台湾国』のシールはダメと言っておきながら、今度は当局自らがシールを認めるとは。当該ページを削除したほうがマシだ」と反論している。
台湾のネットユーザーからは「シールを集めると何か交換できるのか?」「もっと節約できるやり方を教えてやる。それはこのページを切って捨てることだ!」「全世界に、台湾はパスポートすら正しく刷れないことを知らしめるなんて、世界的な恥さらしだ」といったコメントが寄せられた。(翻訳・編集/川尻)
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