<中華経済>中国五砿集団の鉱山会社買収案を不承認―オーストラリア

Record China    2009年3月30日(月) 6時9分

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28日、オーストラリアのスワン財務相は27日、中国の国営企業である中国五砿集団公司(ミンメタルズ)が豪鉱山会社オージー・ミネラルズに提案していた26億豪ドルの買収案について、国防上の理由から承認しないと語った。資料写真。

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2009年3月28日、国際在線によると、オーストラリアのスワン財務相は27日、中国五砿集団公司(ミンメタルズ)が豪鉱山会社オージー・ミネラルズに提案していた26億豪ドル(約1766億円)の買収案について、国防上の理由から承認しないと語った。

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オージー・ミネラルズは亜鉛生産で世界2位の実績を持つなど、豪三大金属会社の一つであるが、世界的な景気悪化を受け、同社の債務返済能力は極端に悪化していた。こうした状況下で同社は今年2月、中国五砿集団から買収の提案を受け合意したと発表。しかし、中国国営企業によるオーストラリアの資源会社買収が相次ぎ、同国内では自国資源の流出を懸念する世論が高まっており、当局は中国企業の投資に対する調査を強化していた。

買収案の不承認について、同国財務省は「オージー・ミネラルズが所有するプロミネント・ヒル銅山がウーメラの軍事施設に近いため」とし、「政府が国防・安全面を考慮して外国企業による軍事施設および関連地区などへの接近を拒否することは合理的なことだ」との見方を表明している。

一方、オージー・ミネラルズ側は「現在、買収内容修正の方向で中国五砿集団公司と調整中」とのコメントを発表している。(翻訳・編集/HA)

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