Record China 2009年3月30日(月) 14時7分
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26日、四川省楽山市で中国人民解放軍の兵士1人が市民の襲撃を受けて軽傷を負った。重慶市でも今月19日に人民解放軍の兵士1人が銃撃され、死亡するという事件が発生している。チベット独立派の犯行との報道も。写真は世界遺産に指定されている楽山大仏。
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2009年3月28日、米国営ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)電子版中国語サイトの報道によると、四川省楽山市で26日、中国人民解放軍の兵士1人が市民の襲撃を受けて軽傷を負った。犯人は依然逃走中。四川省に隣接する重慶市でも今月19日に人民解放軍の兵士1人が銃撃され、死亡するという事件が発生しており、その関連性も問われている。
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香港の中国人権民主化運動ニュースセンター(中国人権民運信息中心)によると、襲撃されたのは四川省楽山市の人民解放軍149師団の兵士。事件発生当時は軍営で歩哨に立っていたが、不審者を発見したため身分証の提示を求めたところ、短刀で胸部を刺されたという。兵士は軽傷ですんだものの、犯人は現場から逃走し、依然捕まっていない。
事件は中国国内ではほとんど報道されていない。また、香港紙の記者などが問い合わせたところ、四川省新聞弁公室と楽山市政府の両機関は事件について「把握していない」としている。しかし、前出の中国人権民主化運動ニュースセンターによると、中国軍部は事件を受けて警戒態勢を強めている。四川省成都市在住の人権活動家によると、四川省内および重慶市の街頭では緊張状態が見てとれるようだ。
四川省はチベット自治区と隣接している。チベットおよび周辺では、今月10日にチベット蜂起50周年を迎えるにあたって警備が増強されており、現在も多くの武装警官が市内をパトロールしている。そうした状況下、今月19日には四川省にほど近い重慶市で、人民解放軍兵士の銃撃事件が起こった。襲われた兵士は死亡、さらに所持していた自動小銃と銃弾が奪われた。香港やシンガポールのメディアは、犯人はチベット独立派4人と報じている。今回の楽山の襲撃事件では現在、重慶の事件との関連性も含め捜査が進められている、と伝えられている。(翻訳・編集/愛玉)
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