<金融危機>救えるか?不況知らずの「オタク経済」に注目―台湾

Record China    2009年4月1日(水) 2時47分

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30日、不況下の台湾では「オタク」を対象にした企業だけが順調に業績を伸ばしており、オンラインゲームやネットショッピング関連の株価も上昇を続けている。資料写真。

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2009年3月30日、シンガポール華字紙「聯合早報」によると、経済回復の見通しも厳しい台湾では「オタク」を狙ったビジネスだけが業績を順調に伸ばしており、関連企業の株価も上昇、株式市場や金融機関も「オタク」ビジネスに注目しているという。

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世界的な金融危機の影響を受けて、個人消費も一気に冷えこんだ台湾では失業者も急増。職を失った多くの人々が自宅にこもり、パソコンを相手に一日を過ごすようになった。彼らはオンラインゲームにはまり、衣食住のすべてをネットショップで購入。その結果、ネットショッピングやオンラインゲーム関連企業の株価が急上昇した。デリバリーサービスや音楽・動画配信サービスなどの企業も、「オタク」の取り込みに必死だ。

オンラインゲーム会社の昨年の株価変動を見ると、第4四半期は第3四半期より10%以上の伸びを示している。また08年11月以来、大手オンラインゲーム会社の「中華網龍」や「華義」「橘子」「智冠」などの株価は最低でも11%、最高で50%も上昇している。08年10月の報告では、08年の台湾のゲーム市場規模は約104億台湾ドル(約300億円)であったが、09年には113億台湾ドルで成長率も8〜9%のプラスになる見込み。(翻訳・編集/本郷)

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