Record China 2006年10月5日(木) 21時50分
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この日開催された玉製品鑑定会には、多くの人が自慢の宝物を持ち寄り鑑定を受けたが、中に三星堆遺跡の出土品と見られる玉器があった。
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2006年10月4日、重慶(じゅうけい)市収蔵家協会が主催して「四川、重慶玉製品鑑定会」が行われた。この鑑定会には北京故宮博物館の研究員で、全国でも有名な玉細工の専門家・周南泉(ジョウナンチアン)氏が訪れ、三星堆(さんせいたい)遺跡から出土した玉細工を鑑定した。その結果、鑑定した玉細工のうち、2点の価値は見積もることができないほど高いものだと分かった。事の始まりはこの日の午前11時、50歳ほどの女性が息子と一緒に大きなバッグに入った3つの玉細工を持ち込み、周氏に鑑定を求めたことだった。氏はこの玉細工を注意深く鑑定して興奮し、玉質、造型、そして色合いから見て、間違いなく三星堆遺跡のものだと述べた。いくらぐらいで売れるのかと聞かれ、専門家である周氏も難色を示している。これらは3つともとても貴重な文化財に違いない。競売にかけることはできるが、外国に流出させることはできないと言った。三星堆遺跡とは、1986年に四川(しせん)省広漢(グアンハン)市で発見された遺跡で、大量の青銅器や玉器などが見つかり、大きな注目を集めるようになった。四川省は地形的に他の地域と隔絶されており、そこで発見されたこの文明は、黄河文明や長江文明とは異なる文化を発展させていた。そのため「四川文明」に分類されることもあるという。
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