<中華経済>国家主席=経済情勢厳しさ増すも、景気対策に一定の効果―中国

Record China    2009年4月1日(水) 20時58分

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4月1日から2日にかけてロンドンで開催される第2回主要20カ国・地域(G20)金融サミットに出席する中国の胡錦濤国家主席は31日、新華社の取材に対し、G20の開催意義、金融危機への対応、足元の国内情勢などについて語った。写真はロンドンの会場付近。

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2009年4月1日、1日付新華社によると、4月1日から2日にかけてロンドンで開催される第2回主要20カ国・地域(G20)金融サミット(首脳会合)に出席する中国の胡錦濤国家主席は31日、新華社の取材に対し、G20の開催意義、金融危機への対応、世界経済の回復、足元の国内情勢などについて見解を語った。

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中国の経済情勢について聞かれると国家主席は、「世界的な金融危機と景気減速が及ぼす中国経済への影響は明らかに拡大した」と指摘。具体的な影響として、輸出入の減少、工業生産の伸び鈍化、雇用情勢の悪化――などを挙げた。一方で「政府が適宜打ち出した景気対策や積極財政、適度な金融緩和策に効果が表れ始めた」とも述べ、「我々は中国経済の安定かつ比較的速い成長を維持するための条件、能力を持っている」と自信を示した。

対外政策については「国策である対外開放を堅持する」と表明。「対外開放度の拡大は、国際社会が共同で金融危機に対応するための有利な条件となる」として、一部の国・地域で広がる保護主義の動きをけん制した。

G20開催の意義について国家主席は、世界各国が共同で金融危機に立ち向かうための重要な場であると強調。昨年11月のワシントンでのG20金融サミットに続いて主要20カ国の首相が一堂に会すことは各国の国民や企業に自信を呼び起こし、世界経済を回復に導くための重要な意義を持つと説明した。その上で、「中国は参加国と協調し、今サミットで実務的な成果が得られるよう働きかける」と述べた。(翻訳・編集/HI)

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