2009年4月3日、京華時報によると、北京市ではナンバープレートの末尾の数字に応じて、週1回自動車使用の規制を実施してきたが、4月10日で終了となる。

【その他の写真】

北京交通発展研究センターを中心に交通規制に関する調査が行われ、2日に結果が報告された。報告によると、北京市の保有車両台数は360万台、運転人口は525万人にのぼる。車両規制前の2007年11月と比べて、09年2月の時点で車両台数は45万4000台増えたが、大気汚染や交通状況が改善され、渋滞も大幅に減少した。

現行の週1日マイカー使用規制はまもなく終了するが、市民の85％が同制度を評価しており、80％以上のマイカー所有者と93％以上のマイカーを持たない人が制度の継続を支持しているという。市環境保護局のデータでは、規制により1日あたりの自動車排出ガスは375t減少、環境汚染の軽減に大きく貢献していることも明らかになっている。

また、都市交通の専門家は、交通規制がなくなると渋滞は悪化し、ラッシュアワーの時間帯では平均速度が時速20km以下、特に渋滞しやすい幹線道路とその周辺では平均速度16km程度となり、平均速度が12kmとされている自転車よりもわずかに速い程度の移動手段になってしまう、と指摘した。（翻訳・編集/岡田）