<北ミサイル>北朝鮮の地位が向上、日本は不利に―中国評論家

Record China    2009年4月6日(月) 17時23分

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5日、中国紙が、北朝鮮による「飛翔体」発射の影響についての分析記事を掲載、東北アジアにおける北朝鮮の地位は向上し、日本は苦境に立たされると論じた。写真は5日の中朝国境周辺。

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2009年4月5日、中国最大のポータルサイト「新浪網」と中国紙「国際先駆導報」が共同で、軍事評論家・宋暁軍(ソン・シャオジュン)氏へのインタビューを行い、北朝鮮が同日午前に「飛翔体」を発射したことによる影響についての分析記事を発表、東北アジアにおける北朝鮮の地位は向上し、日本は苦境に立たされると論じた。

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宋氏は、「発射された飛翔体がミサイルなのか、北朝鮮が主張するように人工衛星なのかは誰にもわからない」としながら、「発射の目的は、オバマ新政権発足後の米国と交渉を有利に進めるためだ」との見解を示した。

さらに、「06年7月のテポドン発射時、打ち上げ用ロケットが発射40秒後に爆発したが、今回もし成功したのなら、北朝鮮は長距離ミサイルの性能を高めたことになる」と指摘した上で、外交においても「北朝鮮がミサイルをカードに米国と交渉の席に着くことになれば、日本の地位は著しく低下する」と分析した。「北朝鮮はすでに日本の空を横切るミサイルを発射する技術を有しており、06年の核実験とあわせて考えると、北朝鮮の核ミサイルが現実のものとなりつつあり、これは日本にとって大きな脅威となる」。

逆に、「北朝鮮が発射した飛翔体がもしミサイルでなく、人工衛星だったとすれば、北朝鮮が多くの人々が考えるような滅亡寸前の国家ではないことの証明になる」と同氏は述べ、最後に「北朝鮮が米国・ロシア・中国のうち誰を選ぶかが今後の大きな鍵になろう」と指摘した。(翻訳・編集/津野尾)

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