景気後退で汚染も後退?中国の空気がきれいに―米メディア

Record China    2009年4月9日(木) 14時50分

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7日、景気後退により北京の大気汚染が軽減されていると伝えられた。工場の操業休止などにより、中国南部の都市でも重度の汚染を観測する日数が減っているという。写真は5日の天安門。

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2009年4月7日、環球時報によると、AP通信は5日、景気後退により北京の大気汚染が軽減されているとの記事を掲載した。

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中国では北京五輪開催に向け、大規模な環境汚染対策が進められた。それにより環境汚染が一部軽減されたが、現在は景気後退による工場の操業休止などで大気汚染が大幅に改善されているという。

中国は驚異的な経済成長を遂げているが、同時に世界で最も環境汚染が深刻な国の一つとなっている。北京市では汚染の深刻な工場を郊外へ移転させたり、交通規制を敷くなどの対策により大気汚染の改善を進めているが、最も効果的なのは「景気後退」だとする専門家もいる。

香港科技大学の専門家は「景気低迷がもたらす汚染の軽減は一時的なものだろう」としているが、北京市に住むある老人は「空気が明らかにきれいになっている」と話しており、また北京のみならず、工場の多い中国南部の都市でも重度の汚染を観測する日数が減っているという。(翻訳・編集/岡田)

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