Record China 2009年4月10日(金) 14時12分
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イタリア大地震のニュースを見て、中国人の私は昨年の四川大地震を思い出した。日本からの暖かい震災救援に、当時の中国は感謝と賞賛を送った。愛は与えあうもの。わたしはそんなことを学んだ。写真は08年5月15日、四川省成都に到着した日本の救援隊。
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「自然災害による困難は、他人事ではありません。困った時に助け合ってこそ、真の友です」今回、イタリアで発生した大地震のニュースを見て、福田前首相の言葉を思い出した。
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これは、中国で昨年5月に発生した四川大地震の時に福田首相が言った言葉だ。その言葉の効果もあっただろうが、日本の各有名企業などが続々と中国に支援の手を差し伸べた。当時、まだ留学生だった私が通っていた大学でも震災救済運動が行われ、学生1人1人が持ってきた救済金を見て、胸がキュンとなった。
各国支援のおかげで中国も震災のショックから早く立ち上がることができた。今では、被災地跡が観光地に生まれ変わったところもある。これによって、後世の人にもこの大惨事を伝えることができるだろう。
さらに、「永遠の敵などいない」ということも改めてわかった。当時、国営メディアの新華社通信が「中国への震災支援、日本各界で湧き上がる真心」と題した記事を配信し、日本による救済活動を伝えたところ、ネットには200を超える感謝と賞賛のコメントが殺到した。この一件は、日中間の戦争が終わって以来、両国の友好関係を繋ぐ橋になったと言える。
また、私は中国で有名なヒット曲の歌詞を思い出した。「只要人人都献出一片愛,世界将変成美好的明天」。その意味は、「人々がそれぞれ少しずつの愛を捧げる、ただそれだけで、この世界はとても美しい明日を迎える」。確かにその通りだ。人は愛を与えることで、別のどこかでまた愛をもらう。そうすることで戦争もなくなり、もっとすばらしい世界になるはずだと思う。(23歳女性/在日5年/マスコミ関係)
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