<金融危機>マルクス主義に回帰する中国―米メディア

Record China    2009年4月10日(金) 23時17分

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8日、米NBCは「危機の状況下、中国人はマルクスに回帰する」との記事で、中国でカール・マルクスの「資本論」や「毛沢東選集」が爆発的に売れている状況を紹介した。写真は「資本論」。

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2009年4月10日、米NBCは8日、「危機の状況下、中国人はマルクスに回帰する」との記事で、中国でカール・マルクスの「資本論」や「毛沢東選集」が爆発的に売れている状況を紹介した。環球時報が伝えた。

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中国大手出版社・人民出版社によると、マルクスの「資本論」が昨年11月以来毎月4000〜5000冊売れており、金融危機発生前と比べ4〜5倍の売れ行きを示している。マルクスの資本主義に対する批判は歓迎されない時期もあったが、経済危機下のこの売れ行きは、中国で新たな読者層を獲得している証明であるという。また同時に、「毛沢東選集」も昨年末から売れ行きが大幅に上昇している。

こうした状況について、ある大学教授は「多くの中国人が今の自分たちの経済の正統性を疑い始めた」とし、「追いつくために長期にわたって模索してきた『資本主義』という幻想が崩れ、自分たちの走ってきた方向が間違いだったのかと感じ始めているため」とコメントする。さらに同氏は「信じていたものが必ずしも正しくないことを発見した時には、自然とマルクスや毛沢東の思想に回帰していくのだろう」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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