2009年4月10日、中国財政部は9日、国営金融機関の幹部の08年度の報酬に上限を設けると発表した。07年度の報酬額の90％を超えないことを原則とし、08年の業績が落ち込んだ企業はさらにこれを10％引き下げるよう指示する。業績の落ち込みが極端に大きな場合は、これに応じて幹部報酬の減額幅を引き上げるべきとも明示した。

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また、基準となる07年度の報酬額が業界平均を大きく上回っている場合は、業界平均に近い額に自制するよう各金融機関を指導する。

中国の金融業は株式会社化が進むにつれ、幹部に過剰な報酬を与えるケースがみられ、一般従業員や国内全体の賃金水準との開きが拡大している。世界的な金融危機がまん延する中、金融機関の幹部報酬に対する管理を強化し、企業統治体制を改善させる。（翻訳・編集/HI）