2009年4月10日、浙江省寧波市の高速道路で、イタリアの高級スポーツカー「フェラーリ」15台が猛烈なスピードで疾走。目撃した一般ドライバーからの通報を受けて、交通警察隊が出動する騒ぎとなった。11日付で浙江オンラインが伝えた。

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10日午前11時30分、高速交通警察寧波分隊指揮センターは「台州から寧波に向かう高速道路でフェラーリの集団が物凄いスピードで走行している」という目撃者からの通報を受けた。

指揮センターは付近を警戒中の警官らを寧海出口に配置。通過するフェラーリに警報を発したが、集団はこれを無視。速度を落とすことなく走り去った。午後0時25分、寧波市江北区の速度計測ポイントでは先頭車両が時速185kmを記録。後続車もほぼ同じ速度だったが、灰色のフェラーリ599は時速203kmで通過した。

午後0時35分、フェラーリ集団はついに杭州湾跨海大橋第5大隊の呼びかけに応じ、南岸サービスエリアで停止。めったに見られない超高級スポーツカーの出現に、周囲には黒山の人だかりができた。取調べの警官も「こんなカッコいい車を見たことがない」と思わず本音を。フェラーリの所有者は全員香港の大金持ちで、山東省青島まで向かう予定だという。速度違反で6台に罰金、運転手3人に免許停止の処分が下された。フェラーリ集団はすべて1台数千万円もする「フェラーリ599」や「フェラーリ430」だったが、世界で400台しかない「エンツォ・フェラーリ」（時価1億円以上とされる）も1台含まれていた。（翻訳・編集/本郷）