「対台湾供与の武器、中国への流入が心配」=元米政府高官―米国

Record China    2009年4月13日(月) 11時30分

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12日、チェイニー米副大統領の国家安全保障担当副補佐官を務めたスティーヴン・イェーツ氏は読売新聞とのインタビューで「米国が台湾に供与した武器が中国に流れることが心配だ」と述べた。写真は台湾の総統府。

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2009年4月12日、台湾・中央通訊社によると、チェイニー米副大統領の国家安全保障担当副補佐官を務めたスティーヴン・イェーツ氏は読売新聞とのインタビューで「米国が台湾に供与した武器が中国に流れることが心配だ」と述べた。台海網が伝えた。

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米国の国内法である「台湾関係法」が施行されてから今年で30周年。当時は中国の経済や軍事力がここまで強大になるとは予想しておらず、最近では同法をさらに強化すべきとの声も上がっている。これについてイェーツ氏は「修正は当然すべきだが、中国側の反発でそれが不可能な場合、柔軟な運用で対抗するしかない」と述べた。

台湾の馬英九(マー・インジウ)総統誕生後、中台関係は対立から緊張緩和へと大きく転換している。イェーツ氏は米国政府の態度について「中台間が対話を再開させることを歓迎する」としたが、一方で「台湾が対話を重視するあまり、防衛がおろそかになること」と「米国が台湾に供与した武器が中国側に流れること」を心配していると述べた。

中台が統一する可能性については「圧倒的多数が現状維持を望む台湾の民意を考えれば、難しいのでは。この点は中国側も認識しているかも知れない」と述べた。また、「中台の終着点」について、統一にこだわらず平和協定や経済関係の強化でも良いのでは、とする考えも示した。(翻訳・編集/NN)

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