Record China 2009年4月13日(月) 22時56分
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12日、英語教育が一大ブームとなって約30年の中国では、昨年開催された北京五輪や2010年に上海で開催される世界万博の影響もあり、国民の英語学習熱は高まるばかりと伝えられた。写真は大声を張り上げる独自の英語勉強法「クレイジー・イングリッシュ」。
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2009年4月10日、中国の大学生の英語習得レベルを競う「第14回21世紀聯想(レノボ)杯全国英語スピーチコンテスト」の決勝大会が上海市で開催された。12日付で中国新聞社が伝えた。
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このコンテストの審査員で長年中国の英語教育に携わってきた中国政協外事委員会の趙啓正氏(ジャオ・チージョン)主任は、高校時代にロシア語、大学でドイツ語を学んだ語学の専門家。「昔は英語が苦手だった」と話す同氏は、政府報道官としてのキャリアを重ねるうちに「中国人が外国語を習得することは自分のためだけでなく、世界のためにもなる」と痛感するようになった。
「これまで流暢な英語を話せる中国人は少ししかおらず、中国語の堪能な外国人はさらに少ない状況だった。ならば中国人が積極的に英語を身につけ、中国を世界に紹介していくべきだ」と話した。「20数年前の中国人は、外国の進んだ科学技術を学ぶために英語を習得した。今は世界に向かって自分自身や中国を表現するために英語を学んでいるようだ」と趙氏。
昨年の北京五輪や2010年の上海万博を目標に国民の英語学習熱は高まるばかり。若者にとどまらず、下町の路地でくつろぐ老人でさえあいさつ程度の英語を話す状況に、英国王立協会の言語学者も驚いたという。国内の教育関係者も「中国人が3億人英語を習得すれば、将来は英語を話せる中国人の数が英語を母国語とする人々を上回る」との自信を示している。
なおスピーチコンテストの優勝者は清華大学の女子大生で、今年5月に英ロンドンで開催される世界大会に中国代表として参加する。(翻訳・編集/本郷)
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