Record China 2009年4月13日(月) 14時41分
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9日、北朝鮮が人工衛星と称して長距離弾道ミサイルを発射した件で、金正日総書記が「多くの予算を人民のためにつぎ込めず申し訳ない」として涙を流したことについて、中国人ブロガーがその本当の理由を分析した。写真は04年、中国から北朝鮮に送られた支援物資。
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2009年4月9日、北朝鮮が人工衛星と称して長距離弾道ミサイルを発射した件で、金正日総書記が「多くの予算を人民のためにつぎ込めず申し訳ない」として涙を流したことについて、中国人ブロガーがその本当の理由を分析した。
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北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」によれば、金総書記は「人工衛星の発射成功」を受け、「大変誇りに思う」とした一方で、「その分の予算を国民のためにつぎ込めず心苦しく思う」「それでも我々の人民は理解してくれるはずだ」と述べ、涙を流した。
国連食糧農業機関(FAO)の統計によると、北朝鮮は人口の40%にあたる870万人が深刻な食糧不足に陥っている。そのため米国は昨年5月、NGO団体などを通じて1年間に50万t分の食糧を支援することで北朝鮮と合意。米側は配布状況を監視するため、朝鮮語の分かるスタッフを派遣することを条件としていた。食糧支援は昨年6月から開始。だが3月になると、北朝鮮側の態度が一変し、すでに全体の33%分の食料が配布された後だったが、それ以降の食糧支援は受けない旨、米側に通告。「人工衛星」の発射を強行した。
ブロガーはこの「将軍様の涙」について、表向きには「成功」と謳っている「人工衛星の発射」が実は失敗していたことに対する悔しさ涙か、新たに食糧支援してくれる国を探さなければならない憂いの涙だと指摘。最後に「将軍様も楽ではない」と労をねぎらった。(翻訳・編集/NN)
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