死んだ兄になりすました脱獄犯、同意の兄嫁と2年間の夫婦生活―雲南省

Record China    2009年4月15日(水) 22時58分

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13日、収容されていた監獄から1997年に脱獄した囚人の男が長年の逃亡の末にたどり着いたのは故郷の実家。頼りの兄はすでに亡くなり、兄嫁が1人で暮らしていたのだが…。資料写真。

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2009年4月13日、春城晩報によると、雲南省紅河ハニ族イ族自治州濾西県で7日、死亡した実の兄になりすまして兄嫁と2年間も暮らしていた脱獄犯の男が逮捕された。

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濾西県旧城鎮松鶴村の王朝元(ワン・チャオユエン)服役囚は、1994年4月に強盗、窃盗および傷害の罪で懲役12年間の実刑判決を受けた。1997年10月10日、王は仲間とともにプーアル市内にある景東刑務所を脱獄。警察の大がかりな捜索にもかかわらず王の行方はわからないままだった。

濾西県公安局旧城派出所の警官は、管轄地域内の見回りの際に06年7月に交通事故で亡くなったはずの王朝元の兄、王光輝(ワン・グアンフイ)が妻と暮らしていることに気づく。不審に思い調べたところ、実際に暮らしていたのは脱獄犯の弟の方だった。王朝元は警察の手が回っている実家を避けて、他の地域で日雇いの仕事をしながら生活していたが、兄が事故で死んだことを知り実家に戻ることを決意。兄嫁に兄の名前を使い、兄として暮らす意向を打ち明けると、彼女はあっさり同意したという。

07年から兄嫁と夫婦として暮らし始めた王だが、家で数日間過ごすと遠くに出かけ、しばらくするとまた家に戻るという生活を繰り返していた。今月7日、家に潜んでいた王は警察に逮捕され、翌8日に景東刑務所に戻された。(翻訳・編集/本郷)

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