Record China 2009年4月15日(水) 19時1分
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13日、海外から帰国した中国人の若者は大都市での就職を希望しているが、彼らを必要としているのは急速な発展を遂げている中国沿海部の地方都市だという。写真は上海で行われた「帰国組」専門の就職説明会。
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2009年4月13日、日本の華字紙「新日本華僑報」は「海外から帰国した中国人、大都市よりも地方都市で就職すべし」という論説を掲載。これを中国の「環球時報」が紹介した。
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海外からの「帰国組」が増え続ける中国で、彼らの就職が問題になっている。彼らの多くが北京や上海、広州といった大都市での就職を望んでいるにもかかわらず、実際に就職できる数はほんの一握りで、多くの帰国者が就職難にあえいでいる。優秀な人材が集まりやすい大都市と比べて、地方では彼らのような海外経験と語学力を備えた人材の確保は困難な状況にある。
本当に帰国組の力を必要としているのは中国沿岸部の青島、煙台、温州、珠海といった地方都市だ。現在では大卒=優秀な人材という公式はすでに成り立たず、学歴よりも能力が重視される時代。中国国内の大学生で「国際化された人材」は少なく、多国籍企業で働けるほどの技術と語学力を身につけた学生はごくわずかだ。米コンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査では、今後5年間で中国には7万5000人の国際的資質を備えた経営者が必要と言われているが、現在のところ5000人しか存在していないという。
海外留学を終えて帰国した学生たちは、この「国際化」だけを見ても、国内の大学生よりも優れているはず。こうした自分たちの力をいかにして発揮するべきか、帰国組は熟考する時期に来ているといえよう。(翻訳・編集/本郷)
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