<死刑制度>8人殺しの死刑囚、執行前に撤廃を提言―湖北省

Record China    2009年4月17日(金) 22時15分

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17日、1月に8人を殺害した死刑囚に、銃殺による死刑が執行された。執行前、死刑制度撤廃を求めていたという。写真は死刑を執行された熊振林死刑囚。

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2009年4月17日、「武漢晩報」によると16日、8人を殺害した容疑で今年1月11日に逮捕された熊振林(シオン・ジェンリン)死刑囚に対して死刑が執行された。

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記事によると、熊は1月4日、湖南省随州市曽都区洛陽村で合計8人を殺害、その後武漢市、海南省などに逃亡していた。逮捕後の23日、随州市検察院は「故意による殺人」の容疑で、同市中級法院(裁判所)に起訴したが、翌月9日に死刑の一審判決が確定した後、「社会に貢献できる」ことを理由に、執行猶予付き死刑への判決変更を求めて控訴した。しかし3月3日、同省高級法院が控訴を棄却、同31日に最高人民法院(最高裁判所)が死刑執行命令を出したという。

同被告は死刑執行前、「『調和のとれた社会』という観点から、国家は死刑制度を廃止すべき」と提言、また執行方法についても、薬物注射への変更を求めたという。

関係者によると、午前8時半過ぎ、刑場へ向かう同被告の表情は平静にみえたが、両足が震え続けていたという。その後、予定通り銃殺刑が執行された。(翻訳・編集/津野尾)

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