<中華経済>中国経済に依然下振れリスク―国家統計局報道官

Record China    2009年4月18日(土) 3時51分

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17日、中国国家統計局が16日発表した09年第1四半期(1−3月)のGDP(国内総生産)の速報値は前年同期比6.1%増加し、成長率は前年同期比4.5ポイント低下した。

2009年4月17日、中国国家統計局が16日発表した09年第1四半期(1−3月)のGDP(国内総生産)の速報値は前年同期比6.1%増加し、成長率は前年同期比4.5ポイント低下した。同局の李暁超報道官は同日の会見で6.1%の成長率について「世界的な金融危機が深刻化し、先進国の景気後退や振興国の減速が加速する中で、やっとのことで勝ち取った数字だ」と形容した。17日付広州日報が伝えた。

中国経済が底打ちしたかとの質問に対しては明言を避けたものの、「国際情勢は厳しさを増しており、また国内にも下振れリスクが存在する」と述べ、景気回復の後押しが依然として差し迫った課題であるとの認識を示した。

1−3月は、消費、投資、外需といった中国経済を支える3本柱のGDP成長への寄与度がそれぞれ4.3ポイント、6.0ポイント、0.2ポイントとなった。李報道官は「外需頼みでは中国経済の速い成長を実現できず、内需の安定成長がカギとなる」と指摘。その上で、「農民工(農村部からの出稼ぎ労働者)の失業が消費に大きく影響をもたらす」との懸念を示し、農民工の就業データを現在集計中で、適切な時期に公布する予定であることを明らかにした。(翻訳・編集/HI)

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