2009年4月17日、英BBCの中国語放送は、新華社通信などの報道を引用し、中国の省レベルの上級幹部2人が紀律違反で免職されたと伝えた。

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免職されたのは広東省政治協商会議の陳紹基（チェン・シャオジー）主席と浙江省紀律検査委員会の王華元（ワン・ホアユアン）書記。新華社通信の報道では紀律違反の具体的な内容については触れられていないという。

一方、香港メディアによると、陳前主席はすでに当局に拘留され、取調べを受けている。同氏は昨年11月に，株価操作の疑いで逮捕された、08年の中国富豪ランキング第1位にも選ばれたことのある国美電器の創業者・黄光裕（ホワン・グアンユー）氏の事案に関連しているとしている。黄氏がらみの事案では今年1月、公安部の鄭少東（ジョン・シャオドン）部長補佐が更迭されており、鄭前部長補佐は、かつて広東省公安庁庁長などを歴任した陳前主席の「右腕」と称されていた。

また別のメディアは、かつて広東省の紀律検査委員会書記も務めたことのある王前書記も黄氏の事案に関連があるとし、今回免職された2人が同じ事案に関係していると報道している。

関係者は「今回の案件は広東省始まって以来の大型紀律違反事件に発展し、捜査の手はさらに多くの上級幹部に及ぶだろう」との見方をしている。（翻訳・編集/HA）