<四川大地震>パンダ基地の再建決定!年内に着工へ―中国

Record China    2009年4月20日(月) 9時21分

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17日、四川大地震によって被害を受け、使用不能になった世界最大のパンダ人工飼育基地「臥龍パンダ保護研究センター」に替わる新しいパンダ人工飼育基地が、今年中に着工され2年以内に完成する予定であることがわかった。写真は雅安碧峰峡基地。

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2009年4月17日、四川大地震によって深刻な被害を受けた世界最大のパンダ人工飼育基地「臥龍パンダ保護研究センター」に替わる新しいパンダ人工飼育基地が、今年中に着工され2年以内に完成する予定であることがわかった。新華社通信(電子版)が伝えた。

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臥龍自然保護地区管理局の黄建華(ホアン・ジエンホア)党委書記によると、新しいパンダ基地は、四川大地震によって被害を受けた元の基地から10kmほど離れた黄草坪地区で年内中に着工し、2年以内に完成する。また都江堰市では、年内にパンダ疾病コントロールセンターの建設に着工することを明らかにした。

黄党書記は「四川大地震の被害を受けて、臥龍パンダ保護研究センターは機能を果たせなくなった。また、60頭以上いたパンダのうち1頭が死に、1頭がけがをし、1頭が行方不明になった」と当時の状況を紹介し、「同センターのパンダは四川省雅安市の碧峰峡パンダ飼育基地や他地区の動物園に移され、現在臥龍の臨時飼育所に残っているのは1歳半のパンダ6頭だけである」と語った。

同センターは1980年に設立された世界最大のパンダ人工飼育センターで、これまでに144頭の出産に成功、123頭が生存していた。また、同センターの設立当初10頭しかいなかったパンダを142頭まで繁殖させることに成功し、世界で飼育されているパンダの約60%を占めるまでになっていた。(翻訳・編集/HA)

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