液晶ディスプレイ市場、中台が先行の韓国を猛追―韓国紙

Record China    2009年4月21日(火) 7時24分

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18日、液晶ディスプレイ(LCD)市場で韓国が中国本土と台湾の激しい反撃に遭っていると伝えられた。写真は中国の電子企業の工場。

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2009年4月18日、韓国紙「中央日報」は、「液晶ディスプレイ(LCD)市場で、韓国が中国本土と台湾の激しい反撃に遭っている」と伝えた。中国政府の強力なバックアップを受けて、台湾企業がサムスン電子やLGディスプレイなどLCD市場をけん引する韓国企業を猛追しているという。環球時報が伝えた。

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LCD分野における中台の協力体制が構築されたのは、昨年12月に上海市で開催された「両岸経済貿易文化フォーラム」でのこと。中台間の経済交流などについて協議する同フォーラムでLCD産業を共同で育成する方針がまとまり、それをきっかけに中国政府が台湾のLCD企業に対してM&A(企業の合併・買収)を積極的に展開し始めたという。

昨年、台湾のLCD企業は世界的な景気後退や韓国製品の低価格攻勢で、苦戦を強いられた。しかし、今年に入ってからは中国本土を土台に勢力を拡大しつつある。今年1月、中国政府が電子や情報技術(IT)など10分野の産業を支援する計画を打ち出したこと、また2月に「家電下郷」プロジェクト(農村向け家電購入奨励策)が正式にスタートしたことが好機となったようだ。

中国本土で建設中または建設予定のLCD生産ラインは計8本。京東方科技集団は第8世代液晶パネルの生産ラインを建設中。また、昆山龍騰光電有限公司や上海広電NEC液晶顕示器も第7.5世代液晶パネルの生産ライン建設を計画しているという。(翻訳・編集/SN)

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