<タトゥー>欧米とは逆、「漢字の国」では英語版が静かなブーム―中国

Record China    2009年4月22日(水) 16時30分

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20日、中国で密かに営業しているタトゥースタジオに、最近「英文を彫って欲しい」との依頼が増えているという。欧米では漢字のタトゥーが流行っているが、本場の中国では逆のようだ。写真は吉林省長春市にあるタトゥースタジオ。

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2009年4月20日、環球時報によると、17日付の英紙「デイリー・テレグラフ」は、中国で英語のタトゥーが静かなブームとなっていると伝えた。

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上海で彫り師として働く張さんは「今年になって英語のタトゥーを入れる客が突然増えた」と話す。彼女のアトリエを訪れる客の30〜40%が英語のタトゥーを希望するという。数日前もプロサッカーチームの選手に「I miss u forever」と彫ったと話す。

同じく彫り師の朱さんは、これまでに「Mr.Lonely」や「Best love in my life」「I belong to God and it bless me」などを彫ったことがあるという。朱さんは02年に上海市郊外にタトゥースタジオを設立。毎月20〜30人ほどの客が訪れるが、その多くが大学生で、なかには医者や大学教授、銀行家の客もいるという。施術の道具はすべて欧州からの輸入品で、平均費用は1000元(約1万4000円)ほど。英語の図案が好まれる理由は「母国語以外の言葉は神秘的で異国情緒があるから」だという。

中国でタトゥーは数千年の歴史を有するが、1949年以降は基本的に禁止されている。タトゥースタジオやアトリエはここ5年間で急増したが、いずれも法律のグレーゾーン上での営業となっている。(翻訳・編集/本郷)

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