ベトナム政府、中国批判の旅行雑誌を発行停止に=反中感情の拡大恐れ

Record China    2009年4月21日(火) 14時43分

拡大

2009年4月16日、BBC放送中国語サイトはベトナムの旅行雑誌が中国批判記事を掲載したため発行停止処分となったことを報じた。写真は西沙諸島。

(1 / 4 枚)

2009年4月16日、BBC放送中国語サイトはベトナムの旅行雑誌が中国批判記事を掲載したため発行停止処分となったことを報じた。

その他の写真

発行停止処分を受けたのは旅行雑誌「TIN TUC DU LICH」。ベトナムの政府系新聞「Thanh Niên」によると、ベトナム国家情報通信部が「虚偽の情報を記載した」「暴力を扇動し両国間の憎悪を引き起こそうとした」との理由で処分を下したという。実際の記事内容については触れられていない。

中国紙・国際先駆導報によると、問題となったのは西沙諸島(パラセル諸島)などの領土問題だったという。現在、中国と友好的な関係を築いているベトナムだが、過去には中越戦争なども起きている。また南シナ海の資源をめぐる争いも潜在的な火種といえる。こうした問題を抱えるベトナム政府が国民に反中感情が広がることを恐れ、今回の処分に踏み切ったとみられる。ある中国系ベトナム人研究者は、両国政府はともに事件の拡大を望んでおらず問題はこれ以上広がらないだろうとコメントした。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携