<横顔>日本への罵声をやがて満場の拍手に変えた映画「南京!南京!」、その日本人キャスト達&監督

Record China    2009年4月22日(水) 13時10分

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22日、日本人・中国人両方の視点から南京大虐殺を描いた中国映画「南京!南京!」が中国国内で公開された。この話題作へ出演した日本人俳優と、新進気鋭の中国人若手監督について紹介する。写真は中泉英雄。

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2009年4月22日、日本人・中国人両方の視点から南京大虐殺を描いた中国映画「南京!南京!」が中国国内で公開された。先日の試写会挨拶では、出演した日本人俳優が罵声を浴びるというハプニングが発生。しかし、客席からは「彼らこそ尊敬に値する」「彼らは勇敢だ!」との声があがり、会場全体が熱烈な拍手に包まれた。そんな話題作へ出演した日本人俳優と、新進気鋭の中国人若手監督について紹介する。

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■中泉英雄(なかいずみ・ひでお)

76年12月23日生まれの32歳。愛媛県出身。01年、映画「PAIN」で主演デビュー。映画・ドラマを中心に活動。俳優転身前はパティシエだったという。

カンヌ国際映画祭出品作「カミュなんて知らない(05年)」「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(08年)」などに出演。「カミュ〜」では、天真爛漫な大学生と高校生殺人犯(劇中劇の登場人物)の2役を見事に演じわけた。

■木幡竜(こはた・りゅう)

76年9月12日生まれの32歳。神奈川県出身。03年デビュー。映画・ドラマを中心に活動。プロボクシングB級ライセンスを持っている。

ドラマ「純情きらり(06年)」「セーラー服と機関銃(06年)」、映画「DEATH NOTE(06年)」に出演。

■陸川(ルー・チュアン)

71年2月8日生まれの38歳。新疆ウイグル自治区出身。98年、北京電影学院監督科卒業(修士)。01年に映画監督としてデビュー。中国第6世代監督の中でもひときわ若く、30歳でのデビューだった。

大学卒業後、字幕翻訳の仕事をしながらCMなどの映像製作に携わる。国内歌手らのスタイリッシュなMV製作でも知られる。

製作映画は3作。デビュー作のサスペンス映画「ミッシング・ガン(01年)」では、名優チアン・ウェン(姜文)を起用し、田舎警官の拳銃紛失事件をスタイリッシュかつブラックユーモアたっぷりに描いた。国内で新人賞を多数受賞。

2作目の「ココシリ(04年)」では、秘境で行われるチベットカモシカの密猟と、その取り締まり組織との戦いを描いた。第17回東京国際映画祭審査員特別賞、「台湾のアカデミー賞」と呼ばれる第41回台湾金馬賞作品賞を受賞し、国際的に評価が高い。

3作目の「南京!南京!」は08年製作。リウ・イエ(劉[火華])、カオ・ユェンユェン(高圓圓)主演。

(編集/愛玉)

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