安倍首相、日中首脳会談後に記者会見 「政経両輪論」についてコメント―北京市

Record China    2006年10月9日(月) 11時4分

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北京市を訪れた安倍首相は日中首脳会談後に記者会見を行い、会談の内容について語った上で各メディアからの質問に答えた。

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2006年10月8日夜、中国を訪問していた安倍首相は、日中首脳会談後に北京市で記者会見を行い、日中関係について「経済と政治を車の両輪として作動させていく必要がある」と述べ、「政経両輪」の外交に臨む考えを示した。

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経済については、日中間の貿易量はいまや日米間のそれを上回るとし、政治レベルにおいても信頼関係を築き、地域や世界の繁栄のために両国関係を活用させていきたいとした。中国側が批判した安倍氏の持論の「政経分離論」を修正し、政治と経済の両輪が作用することで、日中関係は新しい次元に突入できることになる。

また北朝鮮問題については、「北朝鮮による核実験の予告表明は国際社会の平和と安全に対する重大な脅威であり、絶対に容認できない」ということで胡錦濤国家主席と意見が一致したとし、この件についての日中間の協力が重要だと述べ、戦略的互恵関係構築の第一歩と位置付ける考えを示した。安倍氏は加えて「中国は議長国として6か国協議に無条件で戻るよう、影響力を行使してほしい」という希望を述べた。日中の認識が一致したことが北朝鮮への強いメッセージになると考えている。

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