<女子サッカー><続報>校長が「替え玉」の事実を認め謝罪―中国

Record China    2009年4月24日(金) 9時41分

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23日、学校別世界サッカー大会女子の部で優勝した重慶市大坪中学の張建玲校長が、参加選手の大部分が中国各地から集めた「替え玉」だった事実を認め、公開で謝罪した。写真は大坪中学。

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2009年4月23日、学校別世界サッカー大会女子の部で優勝した重慶市大坪中学の張建玲(ジャン・ジエンリン)校長が、参加選手の大部分が中国各地から集めた「替え玉」だった事実を認め、公開で謝罪した。新華社通信(電子版)が伝えた。

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今月5日から13日にかけて、トルコのアンタルヤで国際学校スポーツ連盟(ISF)主催の「第21回World Schools Championship」が開催され、女子決勝戦で中国代表の重慶市大坪中学がドイツを破り見事優勝した。しかし、「チーム選手のほとんどが在校生ではない」と報じられ、事実調査が進められていた。

23日午前、重慶市で開催された「替え玉事件」の調査結果に関する会議で、張校長は替え玉の事実を認めるとともに、その場で文章を読み上げ、謝罪した。

張校長は謝罪文の中で「参加選手のうち、大坪中学に在校している選手は3人のみで、あとの15人は全国から選抜した」と認めた上で、「われわれの行為は、スポーツ精神を冒涜し、重慶市や中国サッカーのイメージを壊したうえ、各界関係者の気持ちを台無しにしてしまい、まことに申し訳ない」と謝罪した。

替え玉選手を参加させるに至った経緯については、「世界大会に参加できることが決まり大きな責任を感じた。不甲斐ない成績に終われば重慶市、さらには中国サッカー界にも影響すると心配して替え玉選手の採用を決めた」とし、「時間的な余裕がなかったことなどから、市の上部機関などへの報告を怠り、メディアに公開することもしなかった」と説明した。最後に「勝利への思いが強過ぎた。教育者としてこうした詐欺まがいのことをすべきではなく、深く反省している」と読み上げた。

張校長に対する処分は、「行政機関公務員処分条例」第22条に基づき、今回の過失が個人の経歴として記録されるにとどまった。(翻訳・編集/HA)

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