<金融危機>まだウォッカに酔うロシア、シラフの中国に置き去りに―ロシア紙

Record China    2009年4月25日(土) 1時13分

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20日、ロシア紙が中ロ両国の政治と経済の現状を比較し、このままでは中国は金融危機後の勝者となり、ロシアは置き去りにされる、と警鐘を鳴らした。写真は中国政府がバックアップするCD・DVD生産業。

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2009年4月21日、環球時報によると、ロシア紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」は20日、「ウォッカにまだ酔っているロシア、先を行く中国の姿はもう見えない」と題したコラムを掲載、ロシアと中国の経済政策を比較し、中国は金融危機における勝者になるだろうと論じた。

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同コラムは中国を、金融危機の今も「市場経済原理が働いている唯一の国家」と賞賛、金融危機後の新秩序においては、米国に次ぐ第2の超大国となることを予測している。中国には技術力のある企業と内需があり、この2つがそれを可能にする、という。

「『国家の繁栄に民主主義は必要ではないのか』と問うならば、『中国は独裁国家ではない』と答えよう」と同コラム。また、中国政府は国民に「富めよ、政府が全力であなたの成功を支援する。公務員が干渉するなら政府が彼らを弾圧する」と言うのに対して、ロシアの公務員は自分自身に「富めよ、もし国民や企業が干渉するなら、彼らを弾圧してやる」と言うのだと、両国のちがいを皮肉る。

同コラムは最後まで中国賞賛とロシア批判をつづける。「中国では、政府は企業を支援するが、ロシアでは、政府に隠れて事を行う者だけが成功することができる。中国政府は国家の繁栄を求めるが、ロシアの官僚は自分の繁栄を求める。中国の官僚は千年の計を思い描くが、ロシアの官僚は米ドル札しか頭にない」。(翻訳・編集/津野尾)

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