<毒ミルク>ここまで…!メラミンの次は発がん性皮革廃棄物―中国

Record China    2009年4月27日(月) 7時29分

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26日、浙江省渓蘭市にある「金華市晨園乳業有限公司」生産の乳製品から、発がん性があるといわれる皮革加水分解物が検出されたと地元紙が報じた。写真は同社HPより。

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2009年4月26日、「都市快報」が、浙江省渓蘭市にある「金華市晨園乳業有限公司」生産の乳製品から、発がん性があるといわれる皮革加水分解物が検出されたと報じた。同社がたんぱく質含有率を高めるためにこれを混入した可能性が高く、「三鹿メラミン粉ミルク事件」の直後の悪質な事件だけに、当局も厳しい姿勢で捜査に臨んでいるという。

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同紙によると、今年2月、粉ミルクのたんぱく質含率を高める目的で、同社が違法に「皮革たんぱく粉」を添加しているとの匿名の告発が当局にあったことから、事件が明るみに出た。3月18日、同社が生産する乳飲料と原料加工品のうち8回の出荷分に対して品質検査が行われた結果、乳飲料と原料加工品から皮革加水分解物が検出されたという。

また同紙は、皮革加工工場から出る皮革廃棄物を原料とした皮革加水分解物が使われていた可能性を指摘した。皮革廃棄物に含まれる二クロム酸カリウムと二クロム酸ナトリウムが体内に吸収されると、体内で分解されずに蓄積し、関節肥大などの中毒症状を起こす可能性があり、死亡する場合もあるという。同物質はメラミンより検出が難しいという専門家の指摘も紹介している。

同社の1日あたりの生産量は70トン、年間売上高は1820万元(約2億5900億円)で、同市では比較的大規模な食品生産企業だ。(翻訳・編集/津野尾)

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