<じん肺>農民工の被害が深刻、職業病の8割占める―中国

Record China    2009年4月30日(木) 8時40分

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27日、中国では毎年数十万人以上が何らかの職業病にかかっており、うち鉱山労働者によるじん肺が8割以上を占めることが分かった。写真は四川省の製鉄工場で働く労働者たち。

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2009年4月27日、中国では毎年数十万人以上が何らかの職業病にかかっており、うち鉱山労働者によるじん肺が8割以上を占めていることが分かった。中国新聞網が伝えた。

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5月1日のメーデーを前に、湖南省長沙市疾病コントロールセンターの医師らが注意を呼び掛けた。中国では経済発展に伴い、職業病も急増。毎年数十万人が何らかの被害を受けている。うち最も深刻なのは「農民工」と呼ばれる出稼ぎ農民たち。職業病で働けなくなった末に貧しい暮らしへの逆戻りを余儀なくされた彼らの存在は、大きな社会問題となっている。

職業病で最も多いのはじん肺で、全体の8割を占める。じん肺とは粉塵や微粒子を長期間吸い続けた結果、肺の細胞にそれらが蓄積されることによって起こる病気。中国の患者数はすでに60万人を超える。原因として防塵マスクなどの普及が不十分、企業側が改善に積極的でない、労働者自身の知識不足―などが挙げられる。(翻訳・編集/NN)

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