南北朝鮮と異なり、「統一」叫ばなくとも「真の統一」へ前進する中台関係―韓国紙

Record China    2009年4月30日(木) 6時36分

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28日、韓国紙は友好ムードに盛り上がる中台関係と関係悪化が続く南北関係とを比べ、「学ぶべき点が多い」と論じた。写真は25日、南京に到着した台湾・海峡交流基金会の江丙坤会長を出迎える海峡両岸関係協会の陳雲林会長。

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2009年4月28日、韓国紙・韓国日報は、友好ムードに盛り上がる中台関係と関係悪化が続く南北関係とを比べ、「学ぶべき点が多い」とする記事を掲載した。タイトルは「中台の調和モデルは南北関係に啓示を与える」。中国新聞網が伝えた。

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記事は中台関係と南北関係は全く同じではないとしながらも、常に「統一」を前面に押し出し、首脳会談を2回行っただけで結果を急ぐ韓国政府に対し、表だって「統一」とは言わないながらも「真の統一」に向けてゆっくりと着実に歩みを進めている中台関係には「学ぶことが多い」と指摘。対北朝鮮政策は見直しが必要であるとする考えを示した。

中台関係は南北関係と同様、かつて戦争が行われ、長い間敵対していた。親族訪問を解禁したのは南北が中台より4年ほど早かったが、その後の中台関係は政治より経済を優先させた政策で「三通」(直接の通信、通商、通航)を実現させるなど、南北関係を大きく引き離している。

中台の交流窓口機関トップによる第3回目の会談が26日、江蘇省南京市で行われ、双方の協力関係はますます深まった。上海などの大都市には計100万人の台湾からのビジネスマンや学生が住んでいる。記事は、台湾が「核の傘」と信じた米国でさえ、中台関係にほとんど口出しできないと指摘。韓国政府は中台関係から多くを学ぶべきだと強調した。(翻訳・編集/NN)

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