Record China 2009年5月3日(日) 21時26分
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4月30日、2000年の歴史を持ち、激辛で知られる四川料理が、昔は実は辛くなかったという。
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2009年4月30日、中国サイト「国家歴史」によると、2000年の歴史を持ち、激辛で知られる四川料理が、実は昔は辛くなかった。詩人の李白や蘇東坡が食べていた四川料理は、現在の四川料理とは全くの別物だという。
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記録によれば、もともとの四川料理も香辛料が多く使われてはいたが、現在のようには辛くなかったという。しかし、度重なる戦火で成都などが荒廃し、人々も他の地域へ移り住むことで、明代末期には本来の四川料理は完全に失われてしまった。
現在の四川料理が生まれたのは、清朝の乾隆帝時代(1735年−1795年)で、2000年という歴史からすれば、ごく最近のこととも言える。この頃、主に湖北省や湖南省、広東省など中国南部から四川省へ多くの人が移住するようになったが、そうした民族移動のさなか、福建省から四川省へ行こうとしていたある男性が、湿気から荷物の豆に虫がわかないようにと干して唐辛子を入れたことがきっかけで生まれたというのが、有名な唐辛子味噌の豆瓣醤(トウバンジャン)だ。これを機に、唐辛子をふんだんに使った現在の「激辛」四川料理が生まれたのだという。
古代の文人や王など、多くの人が四川料理を称える言葉を残しているが、現在の四川料理を食べたら何というのだろうか。もしかしたら「耐え難い代物」と感じるかもしれない。(翻訳・編集/岡田)
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