Record China 2009年5月7日(木) 8時38分
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3日、07年から重慶市内20地域で行われた調査の結果、同市に生息するチョウが、前回調査の472種から72種増えて554種となった。資料写真。
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2009年5月3日、07年から重慶市内20地域で行われた調査の結果、同市に生息するチョウが、前回調査の472種から72種増えて554種となり、同市のチョウ生息数が全国第4位となったことがわかった。調査では約6500の標本が採集された。重慶晩報が伝えた。
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同紙によると、国際自然保護連合(IUCN)ヨーロッパオフィス重慶支部の調査で、スジグロカバマダラ、コノハチョウなど珍しいチョウが発見されたが、専門家は重慶市の地勢や自然環境、最近数年間の植林や天然林保護政策などで森林面積が増加したことも関係していると紹介する。同市は中国の西部と東部の境界地点に位置するだけでなく、ちょうど国土を東西南北を分ける中心地点でもあり、地形も複雑で気候の変化が激しい。南部の南川金仏山一帯にはムモンアケボノアゲハ、ジャノメチョウなどの熱帯種が生息すると同時に、北部の大巴山一帯にはマドタテハなど北方地域特有のチョウも生息している。
同市永川来龍村では10数家族がそれぞれ1万匹以上、チョウの養殖をしている。温暖で植生が豊富な同村には野生のチョウが多く見られ、村民たちが虫取り網を手に家の周りを飛んでいる野生のチョウをつかまえる光景も珍しくないという。
しかし同紙によると、生活環境の変化や過度の捕獲などが原因で、約30種が絶滅の危機に瀕しており、専門家たちはチョウの保護政策を求めているという。(翻訳・編集/津野尾)
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