2009年5月4日、東北網は黒竜江省の農園で野生の東北トラが目撃されたことを報じた。野生の東北トラは中国国内の生息数が20頭前後という絶滅危惧種、しかし近年目撃例が相次いでいるという。

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4月21日、林業作業員を乗せた一台の車が林のなかを走っている時、トラが姿を現した。体長は約2メートル、がっちりとした体に長いしっぽを持っており、体表の模様もしっかり見えたという。車に驚いたトラはすぐに姿を消したが、残された足跡を専門家が分析した結果、東北トラであることがわかったという。

野生の東北トラは世界でわずかに400頭余りしか存在していない希少種。その大部分はロシアに生息しており、中国に現存するものは20頭足らずと見られる。しかし黒竜江省ではここ数年目撃例が相次いでおり、牧場の牛や羊が被害に遭っているという。（翻訳・編集/KT）