安全性を最優先?銀行にトイレの使用断られた利用客は間に合わず…―上海市

Record China    2009年5月7日(木) 15時56分

拡大

5日、上海ではほとんどの銀行が、「安全性を考慮」してトイレを貸してくれないそうだ。そのため苦い経験をした人も多いという。資料写真。

(1 / 4 枚)

2009年5月5日、銀行窓口が混雑し、何時間も待たされトイレに行きたくなったらどうする?銀行側にトイレを貸してもらえず困ったという経験をした人は多く、中には漏らしてしまった客もいるという。新聞晩報が伝えた。

その他の写真

恥ずかしい体験を告白してくれたのは、上海市在住の朱(ジュウ)さん。彼女は2日午後に、預金を引き出すため市内の某銀行に行ったが、手続きを終えないうちにお腹が痛み出した。そのため窓口の係員に「トイレを貸して下さい」と頼んだところ、忙しいのか係員は対応をロビーの警備員に押し付けた。警備員はねちねち質問したあげく、「規則上お貸しできません。近くのホテルならトイレが使えます」と答えたという。

腹痛に耐えながら、朱さんは道路を挟んで向かいのホテルに急いだ。しかし、道路を半分も横切らないうちに、漏らしてしまったことに気付き、慌てて自宅に戻ったという。「銀行がトイレを貸してくれれば、恥ずかしい思いをしないで済んだのに」と怒りが収まらない様子だ。

同紙の調査によれば、市内のほとんどの金融機関が、トイレを提供していない。記者が市内各地の銀行で、「トイレはありますか?」と質問したところ、「外で探して下さい」など似たような返事ばかりが戻ってきた。これについて、某行の女性行員は「安全性を考慮してのこと。大量の現金を取り扱っているため、現状として難しい部分があります」と説明している。(翻訳・編集/SN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携