金融危機がチャンス与える、08年の電子商取引3兆元を突破―中国

Record China    2009年5月7日(木) 16時27分

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3日、中国商務部情報化局の聶林海副局長は、08年の電子商取引の取扱高が約43兆2300億円を突破したことを明らかにした。資料写真。

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2009年5月3日、中国商務部情報化局の聶林海(ニエ・リンハイ)副局長はこのほど、中国の08年の電子商取引の取扱高が3兆元(約43兆2300億円)を突破したことを明らかにした。新華社通信(電子版)が伝えた。

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聶副局長は、福建省福州市で開催された電子商取引と物流業の発展に関するフォーラムに参加した際に「03年のSARS騒動の時と同じように、金融危機は電子商取引業界に大きな発展のチャンスを与えた」と指摘、「08年の取扱高が前年比43%増の3兆1000億元(約44兆6700億円)になった」と語った。また、「電子商取引を活用している中小企業は、従来型の取引モデルを採用している中小企業よりも経営状態が良好」と紹介した。あるデータでは、金融危機以降、電子商取引を活用していない企業が苦境に陥っている割合は84.2%、活用している企業は同16.8%と5倍以上の差がついているという。

一方、中国の物流業も大きな伸びを見せている。データによると、08年の物流業の総取扱高は前年比19.5%増の89兆9000億元(約1282兆4200億円)だった。聶副局長は「電子商取引の発展と物流業の発展は切っても切れない関係にある」とし、「金融危機は電子商取引業界だけでなく物流業界の発展にも大きく寄与した。現在、中国の物流業界はまだ伝統的なスタイルが主流であるため、大きな発展の余地がある」と今後への期待を示した。(翻訳・編集/HA)

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