「文化は人類共通の財産」、研究者が韓国の文化パクリ論を否定―中国

Record China    2009年5月11日(月) 8時58分

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8日、中国無形文化遺産研究保護センター主任が、いわゆる「嫌韓」感情蔓延のきっかけともなった「江陵端午祭」の世界無形文化遺産登録問題について発言し、「登録は喜ぶべきこと」などとコメントした。写真は中国の端午節に食べるチマキ。

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2009年5月7日から8日にかけ、韓国・ソウル市で第2回中韓文化芸術界高級学術フォーラムが開催された。同フォーラムに出席した中国無形文化遺産研究保護センターの田青(ティエン・チン)副主任は、中国ネットユーザーの「嫌韓」感情蔓延のきっかけともなった「江陵端午祭」の世界無形文化遺産登録問題について発言、「登録は喜ぶべきこと」などとコメントした。8日、中国文化報が伝えた。

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2005年、韓国の端午のお祭り「江陵端午祭」がユネスコの世界無形文化遺産に登録された。自国発祥の文化が韓国に奪われたとして中国国民に大きな衝撃を与える事態となった。以来、「孔子は韓国人」「風水は韓国起源」「漢方の祖は韓国」などと韓国人が主張しているとの報道が中国紙をにぎわし、中国人ネットユーザーの「嫌韓」感情に火をつけていった。

田副主任は韓国が早くは1960年代から無形文化遺産の収集、整理に乗り出していたことを挙げ、その経験は中国も学ぶべきだと高く評価した。そのうえでユネスコの世界無形文化遺産に選ばれたことは「喜ぶべきこと」と発言している。そもそも無形文化遺産とは中国や韓国のものというよりも、人類共通の財産。両国が協力してこの重大な事業を推進しなければ、先祖に申し訳がたたないと述べている。(翻訳・編集/KT)

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