<アジア・ドラマ市場>日韓の独壇場に、台湾ドラマは低迷の危機―台湾

Record China    2009年5月11日(月) 17時5分

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8日、台湾の俳優・秦風氏はブログで「台湾ドラマ、低迷の危機」と題した文章を掲載し、低迷する台湾ドラマの現状を伝えた。写真は韓国の大ヒットドラマ「ラスト・スキャンダル」。

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2009年5月8日、台湾の俳優・秦風(チン・フォン)氏はブログで「台湾ドラマ、低迷の危機」と題した文章を掲載し、低迷する台湾ドラマの現状を伝えた。

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それによると、台湾のゴールデンタイム(午後8〜10時)が大きく変わろうとしている。3大老舗テレビ局「台湾電視(TTV)」「中国電視(CTV)」「中華電視(CTS)」が日本や韓国のドラマを放送する傾向にあり、地元ドラマが姿を消しているというのだ。「ラスト・スキャンダル」「エデンの東」「フルハウス」などの韓国ドラマが人気を集める一方、地元ドラマが低迷していると秦氏は指摘する。

08年に最大ヒットを記録した韓国ドラマ「エデンの東」は、総製作費が250億ウォンとも報じられている。ロケ地を提供した地元政府がその10分の1を負担したようだが、同地は新たな観光スポットになっている。韓国文化観光部が数年前からドラマ製作を支援する理由がここにある。ドラマを通じて、韓国文化を海外市場に発信できるだけでなく、経済効果も生まれているのだ。

「アジアのドラマ市場で、最も競争力があるのは日本と韓国」と秦氏は断言する。ドラマ製作数は多い台湾だが、輸出量は“アジアの最後尾”。アジア市場では、相対的に競争力が劣るという。日本や韓国、中国では、歴史ドラマに多額の製作費を投じることも珍しくなく、自国政府がドラマ産業の育成に力を注いでいる。東南アジアをはじめとする海外市場への進出を視野に入れているようだ。「台湾当局も歩幅を広げるべき。このままだと、台湾のドラマ文化はアジア市場の隅に追いやられる」と同氏は警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/SN)

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