2009年5月12日、中国税関総署は2009年4月の同国の輸出額が前年同月比22．6％減の919．4億米ドル、輸入額が同23％減の788億米ドルだったと発表した。ともに6カ月連続のマイナスで、輸出の減少率は3月より上昇しており、外需にけん引されてきた中国経済の景気回復が容易ではないことを印象付けた。

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同署によると、09年3月の輸出の減少率は前年同月比で17．1％。2月の減少率が25．7％と大きかったことから、3月に入って外需は盛り返してきたかに見えたものの、4月には減少率が再び上昇した。

ただ、輸入の減少率は3月の25．1％より下がっており、一部の品目では回復の兆しもみえる。輸出製品の原料ともなる鉄鉱砂の輸入量は前年同月比で33．2％増、原油も同13．6％増だった。（翻訳・編集/WT）