古代カク国の火おこし道具で、オリンピック聖火を点す夢―河南省三門峡市

Record China    2006年10月12日(木) 11時33分

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カク国博物館前に設置された日光から火をおこす道具で、たいまつへの点火に成功した。作者の張建成さんは、この道具を北京オリンピック委員会に寄付したいと考えている。

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2006年10月11日、河南(かなん)省三門峡(さんもんきょう)市のカク国博物館前に設置された、日光から火をおこす直径1.4mの道具を使って、見事にたいまつへの点火に成功した。

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この火おこし道具を作った張建成(チャンジャンチャン)さんは、これを北京オリンピック委員会に寄付しようと考えている。オリンピックの聖火を、ぜひこの道具でおこしてもらいたいのだ。張さんの説明によると、この道具は三門峡カク国墓地の1052番太子墓から出土した、日光で火をおこす道具を参考に、60回余りの実験を行い完成させたという。製作には全部で2年かかり、30万元(約450万円)ほどの費用を要したという。

日光から火をおこす道具は、3000年前に生きた人々の知恵が込められたすばらしい道具である。近代技術を用いてこの道具を再現し、それをもって北京オリンピックの聖火を点すことには、とても大きな意義があると張さんは言う。

現在日光から火をおこす道具の模倣品のうち、三門峡カク国博物館の前に設置されているのは最大規模のものだ。博物館はこの道具を、ギネスの世界記録に申請するつもりでいる。張さんもギネス申請を通じて、中国の古代文明を世界に紹介できるのはうれしい、と語った。

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