Record China 2009年5月15日(金) 21時35分
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14日、中国最大の石炭産出量を誇る山西省では長期にわたる石炭採掘により地下にできた巨大な空洞が原因で、数百の村が地盤沈下や陥没の危機に直面しているという。写真は山西省の炭鉱。
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2009年5月14日、新華社の報道によると、中国最大の石炭産出量を誇る山西省で、数百の村が地盤沈下や陥没の危機に直面しているという。
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中国は世界最大の石炭生産国であり消費国でもある。なかでも山西省は国内生産量の4分の1を占め、新中国成立以来90億トンを超える量の石炭を生産してきた。その結果、同省の地下には石炭採掘によってできた空洞が5000平方キロメートルにもわたって存在するようになった。山西省国土資源庁の統計によると、2002〜06年の間に同省で362件の地質災害が発生し、151人が死亡している。このうち石炭採掘が原因の災害は70%を占めた。
地下空洞の真上にある山西省懐仁県では、家屋や農地にできた亀裂や地下水の枯渇などの被害が随所で確認されている。特に被害の大きい15の村では国や省、県の指導の下、家屋の修復や住民の引越しが行われ、そのうち4つの村がまるごと他所へ移ったという。07年に山西省が作成した計画では670あまりの村に被害対策が施されることになっていたが、これまでに終了した村は半分ほどで、残りの村については今のところ明確な実施計画は出されていない。(翻訳・編集/本郷)
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